2024年8月のトピックス
JA淡路日の出の旬の情報をお届けします。
淡路和牛女性活性化大会
JA淡路日の出は8月8日、淡路和牛女性活性化大会を淡路市のグランドニッコー淡路で開いた。女性畜産農家と関係者ら115人が参加した。
JAの相坂有俊組合長は「枝肉相場が高く推移しているのは、皆さんの努力のたまもの。自信を持って愛する牛を育ててほしい。日本でもトップクラスの子牛の市場価格を維持して、後継者づくりにも力を入れていこう」とあいさつした。
淡路和牛愛好女性会の小谷トシ子会長は「多くの方が出席し、感謝の思い。健康に留意し、牛の飼育に励んでいきたい」とあいさつした。
兵庫県立農林水産技術総合センターの正木達規主任研究員が「粗飼料を中心とした母牛の栄養管理について」と題して記念講演を行った。粗飼料を中心にする理由として、ルーメン(第一胃)の構造とルーメンマット(第一胃内の微生物のすみか)形成の必要性を説明。「ルーマン内にいる微生物に餌を与えているとイメージして。粗飼料を多く給与すると飼料がルーメン内に留まり発酵を受ける時間が長くなり、飼料の利用性が向上する。タンパク質などの成分も意識して、餌を量って必要量を与えるようにしよう」と呼びかけた。
畜産の発展に貢献した女性への功労者表彰も行った。受賞者は次の通り。
▽和牛繁殖農家女性功労者=藪内千恵子、原田美恵子、山田よしみ、濵﨑尚美、石上敬子、領五幸子
2024年8月8日
相坂組合長と受賞者(右から藪内さん、原田さん、山田さん、相坂組合長、濵﨑さん、石上さん、領五さん)