2023年2月のトピックス
JA淡路日の出の旬の情報をお届けします。
淡路市花き切花品評会
淡路市内で栽培された切り花の品評会が2月18日、同市の商業施設「アルクリオ」であった。市内の農家50人がカーネーションやストック、キンセンカなど55点を出品した。金賞の中でも最優秀の県知事賞には、安賀健さんのカーネーションが輝いた。
県淡路農業技術センターの職員ら4人が、花と葉の状態やバランスなどを審査し、金賞8点、銀賞14点を選んだ。講評では「栽培技術の高い花がでそろった。中でも安賀さんのカーネーションは、花の位置が上にあり茎の節がそろっていた」とたたえた。
淡路市花卉組合と同市が主催し、毎年春と秋に花のPRと生産者の栽培技術の向上を目的に行っている。会場には赤・ピンク・黄色など色とりどりの花が並び、買い物客らは足を止めて見入っていた。
その他の金賞受賞者は次の通り。
▽カーネーションの部=安賀司、坂健吉、山口哲史▽ストックの部=山本晃大、阪口和義▽露地の部=寺本富哉▽草花の部=集堂昭典
キンセンカ出荷本格化
JA淡路日の出の津名共撰きんせんか・菜の花部会は2月7日、目慣らし会を津名花き集出荷場で開いた。部会員23人が参加し、情勢報告を受け選別基準を話し合った。
平岡正彦部会長は「節句の予約販売が始まっている。出荷規格を確認して需要に応えられるよう1本でも多く出荷していこう」とあいさつした。
姫路生花卸売市場からは「コロナ禍以降、花き全体の生産量が年々減っているため、1月は安定した相場で推移した。資材費が値上がりして大変な中だが、彼岸に向けて準備し次の販売につなげてほしい」と呼びかけた。
JA職員からは選別や出荷時の注意点を説明した。北淡路農業改良普及センターは、菜の花で一部発生している根こぶ病の実証試験の結果を報告。効果があった薬剤を紹介し、耐病性のある品種「栄華」が有効であったことなどを説明した。